2025-04-18 16:20スポーツ

進化示した日本=五輪へ課題は攻撃力―世界女子アイスホッケー

 【チェスケーブジェヨビツェ(チェコ)時事】アイスホッケー女子の世界選手権で、日本は7位で大会を終えた。17日にチェコのチェスケーブジェヨビツェで行われた準々決勝では、世界ランキング1位のカナダに1―9で完敗したが、大会を通じて昨季からの成長と今後への課題が見えた。
 日本は1次リーグを3勝1敗で通過した。ハンガリー、ドイツを相手に無失点。スウェーデンには昨年の世界選手権に続き敗れたが、当時は2―6で今回は0―2。差は縮まっていた。守備面での収穫が多く、相手と1対1になった場面で以前より負けなくなった。主将の小池詩織(道路建設)は「取り組んできたディフェンスが通用した部分はある」と手応えを口にした。
 課題は攻撃だ。今大会は相手のミスや隙を突いてうまく得点した。しかし、さらに上を目指すには物足りない。「早い段階でパックを奪い、前へ進んでいかないと」と飯塚祐司監督。守備から素早く攻撃に切り替えるなど新たな得点パターンが求められる。
 また、小池が「シュート数の割にスコアできていなかった」と振り返ったように、決定力を欠いた。相手の一時退場で数的優位となる「パワープレー」でも得点できなかった。来年2月のミラノ・コルティナ冬季五輪で目標の4強入りを果たすには、シュート精度の向上がカギになる。 
[時事通信社]

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