24年度消費者物価、2.7%上昇=コメ高騰で、3月は3.2%プラス―総務省

総務省が18日発表した2024年度平均の全国消費者物価指数(20年=100)は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が108.7と、前年度比2.7%上昇した。プラスは4年連続で、歴史的な高騰が続くコメなど食料品の値上がりが主な要因。伸び幅は前年度(2.8%)より小幅に縮小した。
日銀が目標とする2%の物価上昇率は3年連続で上回った。トランプ米政権の高関税政策で世界経済の不透明感は高まっているが、物価動向は日銀の利上げを後押しする流れが続いている。
食料全体は前年度比5.0%上昇。このうち米類は46.6%上昇と、1971年度以降で最大の伸びを記録した。野菜や果物の値上がりも目立ち、キャベツが62.5%、みかんが26.0%それぞれ上昇。原材料価格の高騰などで菓子類、飲料、調理食品など幅広い品目で上昇した。
生活実感に近い生鮮食品を含む総合指数は3.0%上昇。生鮮食品とエネルギーを除く総合指数は2.3%上昇した。
同時に発表した3月の全国消費者物価指数は前年同月比3.2%上昇した。43カ月連続のプラスで、伸びは前月(3.0%)を上回った。政府の電気・ガス料金負担軽減策が復活したエネルギーの伸びが縮小した一方、生鮮食品を除く食料の伸びが拡大。米類は92.1%上昇し、伸びは6カ月連続で過去最大を更新した。
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