選手転落死から数時間で試合 クラブにファンから怒りの声 中国
【北京AFP=時事】中国国内のサッカーファンが、ガボン代表FWアーロン・ボウペンザ選手(28)の死去から数時間でリーグ戦を強行した、中国1部リーグ浙江FCの決定に怒りを示している。≪写真は、梅州客家との試合で、転落死したアーロン・ボウペンザのユニホームを掲げる浙江FCのサポーター≫
浙江FCに所属していたボウペンザ選手は16日午後、中国東部・杭州にあるビルの11階から転落死した。
同都市を拠点とする浙江FCは、同日にホームで梅州客家との試合を行い、ファンの悲しみと怒りを引き起こした。中国のSNS「微博(ウェイボー)」には「この試合は延期されるべきではなかったのか?」との書き込みがあり、別のSNS「WeChat」には「なぜ試合を延期しなかったのか? 中国スーパーリーグは本当にアマチュアだ」との投稿があった。
試合は沈痛な雰囲気の中で行われ、2-2の引き分けで終了。試合後の記者会見で浙江FCのスペイン人指揮官、ラウル・カネダ・ペレス監督は「試合について話すことは何もない」と述べた。またペレス監督は通訳を通じ、「きょうはサッカーについて話す日ではない」「この状況でサッカーを議論すべきではない」と続けた。
杭州警察はボウペンザ選手の死亡を認め、聞き取りや映像の確認を含む捜査の結果、「犯罪事件を除外した」と事件性を否定している。
浙江FCは試合後にボウペンザ選手の死について声明を発表し、「調査を行うために関連当局と全面的に協力しています」「クラブの全スタッフは彼の家族に深い哀悼の意を表します」と述べている。
中国サッカー協会(CFA)はまだコメントを出していない。【翻訳編集AFPBBNews】
最新動画
最新ニュース
-
ガザ作戦拡大「第1段階」=イスラエル軍が大規模攻撃―民間人の被害不可避
-
大谷、単独トップ16号=今季初の3試合連続―米大リーグ
-
首相への意欲「当然ある」=玉木国民民主代表、政界再編の可能性指摘
-
保育士殺害容疑で再逮捕=21歳の知人の男―宮城海岸遺体
-
中止のプロ野球(17日)
写真特集
-
ラリードライバー 篠塚建次郎
-
元祖“怪物” 巨人・江川卓投手
-
つば九郎 ヤクルトの球団マスコット
-
【野球】「サイ・ヤング賞右腕」トレバー・バウアー
-
【野球】イチローさん
-
【スノーボード男子】成田緑夢
-
【カーリング】藤沢五月
-
【高校通算140本塁打の強打者】佐々木麟太郎