2025-03-22 16:07スポーツ

ヤクルト、誤算続き苦しい投手陣=西武、打線は新外国人頼み―プロ野球・12球団戦力分析(6)

プロ野球12球団戦力分析・ヤクルト
プロ野球12球団戦力分析・ヤクルト

 【ヤクルト】投手陣の層が薄く、苦しい戦いを強いられそうだ。駒がそろっていない上、先発で期待されたドラフト1位新人の中村優や、新外国人ランバートの調整が遅れ、抑え候補のバウマンも離脱するなど誤算が続いている。
 開幕投手には昨季3勝の奥川を起用し、神宮球場での本拠地初戦は45歳の石川が先発する。両投手とも登板間隔を長く空けることが多く、開幕当初は6投手を固定した先発ローテーションは組まない可能性も。高津監督は「いろいろ考えている」と言う。
 野手は打力の高い選手がそろっているが、村上と山田がけがのため開幕に間に合うかどうか不透明。出場機会が巡ってきそうな赤羽やフリーエージェント(FA)で加入した茂木らの奮起が求められる。
 【西武】昨季は極度の貧打に悩み、最下位に低迷した。今季も攻撃面では苦しい布陣で開幕を迎える。
 打線は今季から加入した外国人頼みとなりそうだ。ネビンはオープン戦で好調。オリックスで実績のあるセデーニョは左太ももを痛めているが、復帰は近い見通し。練習では大きな打球を飛ばしている。
 外崎が二塁から三塁にコンバートされたことで、二塁の定位置争いが激化。ロッテから加入した平沢の他、元山、滝沢らが候補となる。遊撃の源田がけがで開幕に間に合うか微妙で、若手にも多くのチャンスが与えられそうだ。
 投手陣は開幕戦で投げる今井を筆頭に順調。高橋や隅田らは安定した投球で調整を続け、故障離脱した武内の穴を感じさせない顔触れだ。 

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