巨人、充実の投手陣=楽天は先発の新戦力に期待―プロ野球・12球団戦力分析(5)

【巨人】昨季のリーグ優勝を支えた投手陣が、連覇への柱となる。戸郷と井上には2桁勝利が期待でき、菅野の抜けた穴を田中将や石川が埋められれば、先発の枚数は十分。中継ぎの大勢や船迫、抑えのマルティネスらによる盤石の継投で、逃げ切り勝ちを積み重ねることができそうだ。
打線は打順を固定できるかがカギ。オープン戦で試した3番吉川、5番キャベッジが機能すれば、昨季7年連続20本塁打以上をマークした4番岡本の打点が増えるだろう。丸やヘルナンデスにも長打力があり、うまくはまれば小技に頼らなくても一気に得点できる。
吉川と門脇が守る二遊間など、守備の安定感はチームの武器。捕手の甲斐が入ったのも大きい。投手のリードだけでなく、強肩を生かしての高い盗塁阻止率も期待できる。
【楽天】昨季のチーム防御率は12球団ワースト。4季ぶりのAクラス入りには投手陣の奮起が不可欠だ。先発は早川、藤井の左腕コンビが軸。来日1年目のハワード、ヤクルトから加入したヤフーレが力を発揮できれば面白い。40歳の岸に加え、2年目の古謝や手術明けの荘司ら若手も働けば厚みは増す。
野手はドラフト1位新人の宗山がオープン戦で前評判通りの活躍。浅村は一塁に転向して打撃に重きを置き、14本塁打と主砲としては物足りなかった昨季からの巻き返しを期す。
最多安打に輝いた辰己と、全143試合に出場した小郷は同じ7年目。主力として欠かせない存在となった。2人と同学年の伊藤、渡辺佳がレギュラー争いに絡む活躍を見せれば、チームに活気が生まれる。
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