渡辺氏のライバルは多士済々=五輪金メダリスト、父が元会長―IOC新時代へ

20日に行われる国際オリンピック委員会(IOC)会長選で、渡辺守成氏(66)のライバルとなる候補者6人は多士済々だ。
最年少はジンバブエ出身のカースティ・コベントリー氏(41)。女性として、さらにアフリカ出身でも初の会長を目指す。競泳で五輪5大会に出場し、金2個を含むメダル7個を獲得。母としての顔も持つ。「夫や家族から手厚いサポートがあり、多くのことをこなしてきた。女性も男性と同じように能力があることを示せる」
バッハ会長のお気に入りとのうわさも。選手の心身の健康増進や女性スポーツの発展を目指し、組織のガバナンス強化や汚職などの不正根絶にも力を注ぐとしている。
IOC副会長のフアン・アントニオ・サマランチ・ジュニア氏(65)=スペイン=は、父が長く会長を務めた。「父親を誇りに思うが、当時と状況は違う。今のやり方にはそぐわない」と言い、「独裁的」とも言われた父とは一線を画す姿勢を強調。MBA(経営学修士)を取得し、長らく金融業に携わった経験を生かし、新たな収入源の確保も公約に盛り込む。各自の経験をより生かせるよう、委員の定年を現行の70歳から75歳に引き上げる意向を示している。
世界陸連会長のセバスチャン・コー氏(68)=英国=は、陸上の五輪金メダリスト。現役引退後は政治家としても活動した。2012年ロンドン五輪では組織委員会会長を務め、「過去の実績から、今までにないものを提供できると信じている」と自信満々。理事会に権限が集中するIOCの構造を見直し、若い世代に向けた発信の強化、収益モデルを近代化する必要性も公約で訴える。
国際自転車連合会長のダビド・ラパルティアン氏(51)=フランス=はeスポーツの充実、アフリカ大陸で初となる五輪開催を目標に掲げる。 (パリ時事)
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