広島、打の新戦力に期待=ロッテ、新人西川が刺激に―プロ野球・12球団戦力分析(2)

【広島】打線の奮起がなければ、7年ぶりのリーグ優勝は見えてこない。昨季中軸を担った正捕手の坂倉がけがで出遅れ、4番候補の新外国人、モンテロやファビアンに穴を埋める活躍が期待される。キャンプでバットを振り込んできた若手の二俣や林は、オープン戦で存在感を示した。打線の起爆剤となれるか。菊池や小園、矢野の堅い内野陣は健在。昨季の守り勝つ野球に持ち込むには、早めにリードを奪うための打順も重要になる。
投手陣は充実の布陣。森下、床田、大瀬良の3人は頼もしく、九里の抜けた先発枠を玉村、森、常広ら若手が高いレベルで争った。救援陣では島内や塹江らが順調に仕上げ、昨秋に右肘手術を受けた抑えの栗林も間に合った。下手投げの鈴木も加わり、厚みは増している。
【ロッテ】ドラフト1位ルーキーの西川がチームにいい刺激を与えている。オープン戦は走攻守で高い能力を発揮。2番ソト、3番西川、4番ポランコで組む上位打線は迫力がある。
二塁を守る中村奨は、けがで出遅れている新主将の藤岡と共に経験豊富で、チーム浮上のカギを握る。正捕手を務める昨季ベストナインの佐藤は打撃にも優れ、攻守に要となるだろう。2年目捕手の寺地も打力があり、他のポジションでも出場機会がありそうだ。
先発陣は開幕投手の小島、日本代表に選出された種市、西野が3本柱。新加入の石川柊とボスが働けば安定する。抑えは通算250セーブまであと7に迫るベテラン益田。鈴木、横山、菊地ら中継ぎ陣をやりくりし、益田につなげるパターンを確立したい。
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