2025-03-15 21:23スポーツ

ドジャースの大谷、期待通りの快音=満員の球場は熱狂―日米プレシーズン戦

3回、2ランを放つドジャースの大谷=15日、東京ドーム
3回、2ランを放つドジャースの大谷=15日、東京ドーム

 ドジャースの大谷が日本のファンの期待に応える豪快なアーチを架けた。三回無死二塁から初球の変化球を捉え、右中間席へ2ラン。打った瞬間に柵越えを確信してゆっくりと歩きだすと、満員の東京ドームは大歓声に包まれた。「いい角度で上がったので、ちょっと(バットの)先だったけど、入るんじゃないかと思った」と振り返った。
 カブスとの開幕シリーズへ向け、「打者にとって本塁打は最高の結果だと思う。その結果を出せればうれしい」と意気込んでいた。本番を前にした巨人とのプレシーズンゲームでいきなり、本領を発揮した。
 一回はフルスイングのファウルで球場を沸かせた後、四球で出塁。昨年11月に左肩の手術を受け、スライディングに不安はあるが、エドマンの一ゴロ併殺打の際には二塁に滑り込む場面もあった。
 試合前には山本と並んでキャッチボール。今シリーズで登板の予定はないが、投手としての調整にも時間を使った。練習時間から熱い視線が注がれ、まさに「大谷フィーバー」という雰囲気だった。「これだけ(観客に)入ってもらって、自分としては久々に帰ってきたなという感じがしたので、いいゲーム、いい打席だった」と言う笑顔に充実感がにじんだ。 
[時事通信社]

3回、2ランを放ち、三塁コーチ(左)とタッチするドジャースの大谷=15日、東京ドーム
3回、2ランを放ち、三塁コーチ(左)とタッチするドジャースの大谷=15日、東京ドーム

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