生き生きと攻め=伯桜鵬、横綱の教え胸に―大相撲春場所

幕内の土俵に戻ってきて2場所目。生き生きと白星を重ねていく伯桜鵬の姿には、充実感があふれているようだ。
前日まで1敗と好調の阿武剋との一番。低い当たりからもろ差しになると、苦し紛れに首を抱えてきた相手を一気に寄り倒した。2敗を守り、「差したくはなかったが、入ったので出るしかないと思った」。立ち合いで阿武剋の頭が顔に当たって鼻血が止まらない中、気合に満ちた表情で勝ち名乗りを受けた。
狙った形でなくとも、前に出続ける姿勢。背中を押すのは、先場所途中で引退した照ノ富士親方(元横綱)の教えだ。転籍した伊勢ケ浜部屋で意識付けられたのは、徹底して相手よりも先に攻めること。「攻め続けることが守りにもなる。この相撲を究めたい」。宮城野部屋の閉鎖という予期せぬ環境の変化も、捉え方次第では成長の糧。尊富士、熱海富士ら関取衆との稽古でも、力を伸ばしている手応えがある。
「(疲れは)全然ない。いい感じ」。新入幕だった2年前の名古屋場所で優勝まで目前に迫った実力者。元気な相撲を続け、「荒れる」春場所を活気づけるつもりだ。
[時事通信社]
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