重い突き押し、好調実感=高安、衰えぬ情熱で―大相撲春場所

いまだ情熱が衰えることはない。2月末に35歳の誕生日を迎えた高安は「力の続く限り頑張りたい」と決意を新たにした。自身が「一つの節目」と捉える年齢になり、初めて臨む場所。これまで以上に「結果を出したい」と力がこもっている。
花道に向かう際、「よっしゃ、いくか」と気合を入れる表情に自信がにじんだ。大栄翔との一番では重い突き押しを発揮。右で強烈に顔面を突いてのけぞらせ、一突きでとどめ。大関昇進の足固めを狙う相手に対し、大関経験者の意地を見せた。
初土俵を踏んだのが20年前の春場所。支度部屋で朝青龍や魁皇、千代大海らを目にし、「テレビで見る関取がいっぱいいて、感動したのを今でも覚えている」と懐かしむ。気力が続くのも、みずみずしい気持ちのままで「とても濃い20年」を過ごしてきたからだろう。
トップに並ぶ1敗を守った。腰痛など度重なるけがに悩まされてきたが、「調子が悪いと疲れがたまるが、それがなく、体も楽」と不安はない様子。「まずは三役に戻れるように頑張りたい」と目標を掲げる。体調を維持できれば、悲願の初賜杯への道も開けそうだ。
[時事通信社]

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