「天下の台所」で食文化アピール=店舗にロボット、新グルメ開発も―大阪・関西万博

天下の台所・大阪で開かれる大阪・関西万博は、独自の食文化や飲食店の先進的サービスをアピールする舞台でもある。国内外の来場客らを狙ったメニュー開発の動きもあり、新たな大阪グルメの誕生に期待が高まる。
回転ずし大手のくら寿司は、会場内の店に同社最長となる約135メートルの回転レーンを設置。すしに加え、万博に参加する約70の国・地域の料理も流す予定で、白身魚と野菜をココナツクリームであえたフィジー料理「ココンダ」などが味わえる。
回転ずしは大阪で生まれた食文化で、元祖とされる「廻る元禄寿司」が1970年の大阪万博に出店したのを機に各地へ広がった。くら寿司も、今回の万博で「回転ベルトを生かした日本発祥のビジネスモデルを世界に発信したい」(広報)と意気込む。
約1000人を収容できる巨大フードコートでは、食器の片付けや掃除をロボットが担当。中華の「大阪王将」は炒め物の調理ロボ、たこ焼きの「たこ家道頓堀くくる」はトッピングを手伝う人型ロボを導入し、人手不足に対応した未来の外食産業の姿をPRする。
会場内の飲食物を巡っては価格が割高と指摘する声もあるが、吉村洋文大阪府知事は「こんな食事があるのか、ということを示すこともまた万博の意味だ」と訴える。
食文化で万博を盛り上げる動きは会場外にも広がる。大阪商工会議所などが主催する企画では地元飲食店が万博をテーマにしたメニューを考案し、インスタグラムに投稿。お好み焼きを使ったハンバーガーや、会場の大屋根リングをイメージしてトルティーヤチップスを並べたメキシコ風料理など5日時点で91品が集まった。大商の担当者は「未来の大阪の名物料理が生まれるのを期待している」と話す。
[時事通信社]




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