初白星にも泰然=王鵬、前への相撲貫き―大相撲春場所

つかんだ新三役としての初白星にも、「特に思うところはない」。喜びも安堵(あんど)感も出さない堂々とした表情に、関脇王鵬のたくましさが見えた。
うるさい翔猿に中に入られないよう、左でおっつけてから突き起こす。一気に押し込みながら前に出ると、体勢を崩した相手があっという間に土俵下へと飛んでいった。得意の突き押しがはまり、内容的にも納得できる相撲だった。
新入幕から新三役までおよそ3年。じっくり時間をかけて力を伸ばしてきたから、身に付けたものに対しては確かな自信がある。「前傾で圧力をかけることが一番」と言う。
佐渡ケ嶽部屋への出稽古を繰り返した場所前も、徹底して出足を磨いた。敗れた初日と2日目も前に出ている手応えはあったからこそ、この日もぶれることはなかった。
「こんなところでほっとはできない」と気を引き締める。節目の場所はまだ始まったばかり。優勝決定ともえ戦まで進んだ先場所のように、ここから勝利を積み重ねていく。
[時事通信社]
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