万博関連消費、1兆円=宿泊・飲食、周辺旅行も

4月13日に開幕を迎える大阪・関西万博は、地域経済活性化の起爆剤としての期待が大きい。チケット代や交通費など来場者の直接的な支出に加え、宿泊や飲食、周辺への旅行といった会場外での消費が見込まれるからだ。りそな総合研究所の試算では、万博に関連した消費額は1兆円に達する。
りそな総研の荒木秀之主席研究員が、10月までの開催期間中に2800万人が来場するとの想定で経済効果を推計した。1兆円の内訳は、チケット代1960億円、交通費2120億円など。また来場に伴う宿泊費や飲食代、周辺地域への観光旅行への費用など「会場外消費」は4620億円。これを含めた関西地方で新たに生み出される需要は5670億円に上ると見込む。
足元ではインバウンド(訪日客)が急増しており、荒木氏は経済効果が推計値からさらに押し上げられる可能性を指摘する。ただ、人手不足などにより宿泊施設の需給が逼迫(ひっぱく)しており、「ホテル需要への対応次第では、万博観覧後の観光が困難になる」(同氏)と経済効果が剥落する恐れにも言及している。
[時事通信社]
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