楽天の藤井、課題も手応えも=4回4失点も自責ゼロ―プロ野球オープン戦

楽天の開幕ローテーション入りを目指す藤井は、4回4失点ながら自責点ゼロ。ストライク先行を意識したマウンドで手応えを得たが、「あれだけ打たれたら意味がない。高さやコースも狙った上で(ストライクを)取りにいかなければ」と課題も見えた。
一回は先頭に二塁打を浴び、味方の失策も絡んで4失点。「低めに集められてはいたが、打者は低めだけ狙っていけばいい感じだった」と反省し、二回以降は高めの球を効果的に使って追加点を許さなかった。
静岡・富士市立高出身。草薙球場での凱旋(がいせん)登板に「少しでも僕のことを知っていただいているファンがいるのであれば、その方のためにもいい姿を見せたい」と気合が入っていた。思い描いた結果とはならず、「感慨深い登板なのに、草薙だということを忘れていた」と苦笑いした。
東日本大震災から14年。「東北のために微力ながら力になれれば」と話していた。東北でただ一つのプロ野球チームの一員として、思いを込めて左腕を振った。
[時事通信社]
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