ローマ字「ヘボン式」基本に=4月から答申案議論―文化審

ローマ字表記の見直しを検討している文化審議会の小委員会は11日、今期の審議を大筋で取りまとめた。ヘボン式を基本とするつづり方を採用し、長音は符号を付けて表すなどの方向性を示した。4月以降、答申案について議論を深める。
ローマ字表記の見直しは約70年ぶり。1954年の内閣告示は「ち」を「ti」とする訓令式を原則としたが、現在は「chi」とするヘボン式に基づいたつづり方が浸透しているという。
小委員会は、長音について基本的に母音にマクロン(長音記号)を付け、「k※(※=aの上に-)san」(母さん)と表すとした。符号を付けない場合は母音字を並べ、「kaasan」と書く。
はねる音は「n」を用いるとし、「anman」(あんまん)「kanpai」(乾杯)と例示。つまる音は子音字を重ね、「teppan」(鉄板)「nicchoku」(日直)などとなる。
ただ、国際的に定着している表記などについては、直ちに変更を求めないとし、人名や団体名は「当事者の意思を尊重する」と付言した。
[時事通信社]
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