検事総長解任へ手続き開始=司法見直しで首相と対立―イスラエル
【エルサレム時事】イスラエルのネタニヤフ政権が、司法制度見直しなどで対立してきたバハラブミアラ検事総長の解任手続きを開始した。解任には多くの手続きを経る必要があるため早期に実現する可能性は低く、強権への傾斜が指摘されるネタニヤフ首相に歯止めをかけようとするバハラブミアラ氏をけん制するための「政治的な動き」(地元紙ハーレツ)とみられている。
レビン法相は5日の声明で、手続きの開始を表明。「政府との間に重大かつ長期にわたる意見の相違が存在する」ことを理由に挙げた。
バハラブミアラ氏は司法の独立性を強く主張。2023年には、ネタニヤフ首相が最高裁の権限を弱めようと試みた司法制度見直しに関し、先に汚職で起訴されたネタニヤフ氏が関与することは「利益相反に当たる合理的な疑いがある」と指摘していた。
また、23年10月にパレスチナ自治区ガザでイスラエル軍とイスラム組織ハマスとの戦闘が始まると、ユダヤ教超正統派市民の兵役免除について不平等と批判。ネタニヤフ氏の連立政権に加わる超正統派政党などと確執を深めていた。
政治色の濃い解任手続き開始に対しては、野党勢力から「法の支配を害する」(ラピド前首相)、「民主主義を破壊している」(ガンツ元国防相)といった批判が噴出している。
[時事通信社]
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