ハマス、トランプ氏警告に反発=米とは「前向きな」交渉も
【エルサレム時事】パレスチナ自治区ガザの停戦交渉を巡り、トランプ米大統領が5日にイスラム組織ハマスに「人質を解放せよ。最後の警告だ」などと迫ったことに対し、ハマスの報道担当者は6日、「われわれの人民(パレスチナ人)への脅迫だ。ネタニヤフ(イスラエル首相)に停戦合意の回避を許すことにつながる」と批判した。ロイター通信が報じた。
報道担当者は「人質解放を実現する最良の方法は、(恒久停戦を目指す)停戦の第2段階に入ることだ」と強調した。
また、軍事部門関係者は6日、声明を出し、「ガザで事態がエスカレートすれば、既に例があるように、敵の人質の死につながる可能性が高い」と米国やイスラエルをけん制した。
ガザ停戦交渉に関し、トランプ政権がハマスとの異例の直接交渉に乗り出したと5日に報じられ、トランプ氏は6日、記者団にこれを認めた。ウィトコフ米中東担当特使は、「ハマスは理性的に行動し、正しいことを行うチャンスがある」と指摘。ハマスに対し米側との交渉に真剣に臨むよう求めた形だ。
ロイターによると、米国とハマスの直接交渉には仲介役のカタールとエジプト当局者も同席。ハマスは1月に発効した3段階から成る停戦合意を順守すべきだとの立場を改めて強調したが、会談は前向きな雰囲気で行われたという。
中東メディアのスカイニューズ・アラビアは6日、パレスチナ筋の話として、米国がハマスに人質10人の解放と引き換えに、停戦を2カ月延長する案を提示したと報じた。同案にはイスラエルが封鎖したガザ境界の検問所再開や、人道支援物資搬入が盛り込まれているとされる。
[時事通信社]
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