セブン&アイ、井阪社長退任へ=後任、デイカス社外取締役で調整

セブン&アイ・ホールディングスは3日、井阪隆一社長(67)が退任し、後任に社外取締役で西友の最高経営責任者(CEO)などを務めたスティーブン・ヘイズ・デイカス氏(64)が就く方向で調整に入った。近く取締役会を開き、正式決定する。外国人がセブン&アイのトップになるのは初めて。
セブン&アイに対しては現在、カナダのコンビニ大手アリマンタシォン・クシュタールが約7兆円での買収を提案している。対抗策として創業家が中心となって買収・非上場化を提案したが、資金調達のめどが立たず2月に取り下げ。セブン&アイは自力成長路線かカナダ社の傘下に入るか、難しい選択を迫られている状況だ。
井阪氏は2016年にセブン&アイの社長に就任。21年には2兆円を投じて米国のガソリンスタンド併設型コンビニ、スピードウェイを買収した。23年に傘下の百貨店のそごう・西武を売却し、コンビニ事業の成長に力を入れてきた。ただ、好調だった北米コンビニ事業に陰りが見え、国内コンビニ事業もテコ入れが必要となっている。トップ交代を含めて戦略の練り直しを図るとみられる。
一方、デイカス氏は、カジュアル衣料チェーン「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングや、米ウォルマートなどを経て、西友のCEOに就任。22年からはセブン&アイの社外取締役を務めている。
[時事通信社]


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