ガザ人質の4遺体引き渡し=ハマス、22日には6人解放
【イスタンブール時事】イスラム組織ハマスは20日、パレスチナ自治区ガザの停戦合意に基づき、人質4人の遺体をイスラエルへ引き渡した。1月のガザ停戦発効後、遺体の返還は初めて。ハマスは、拘束中にイスラエルの空爆で死亡した女性や子供らが含まれるとしているが、イスラエル側は引き渡し後に死因などの特定を進める。
遺体は犠牲者の顔写真が付いた黒いひつぎに納められていた。ガザ南部ハンユニスの赤十字国際委員会(ICRC)への引き渡し場所に設けられた壇上には、「彼らを殺したのは、戦争犯罪者ネタニヤフ(イスラエル首相)と彼の軍の戦闘機からのミサイルだ」とイスラエル軍の残虐性を主張するメッセージが記されていた。ネタニヤフ氏は声明で「われわれは耐え難い悲しみで結束し、ハマスという怪物に憤っている」と非難した。
停戦合意では6週間の第1段階で、ハマスがイスラエル人人質33人を解放すると定められた。19日までにタイ人5人とイスラエル人19人が解放され、イスラエルもパレスチナ人囚人約1100人を釈放した。20日は遺体と引き換えに女性や子供らを釈放する予定だ。
ハマスは22日に生存している人質6人を解放し、来週には4人の遺体も引き渡す見通し。円滑に進めば、3月初旬が期限の第1段階で予定される人質解放は完了することになる。
[時事通信社]
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