トランプ氏とマスク氏、互いを称賛 合同インタビュー
【ワシントンAFP=時事】ドナルド・トランプ米大統領と実業家のイーロン・マスク氏の合同インタビューが18日、米FOXニュースで放送された。インタビューでは、2人が長時間にわたり互いを称賛し合い、トランプ氏が職権を乱用しているとの懸念を一蹴する場面もあった。≪写真は、米首都ワシントンのホワイトハウスの大統領執務室で話をするイーロン・マスク氏〈左〉とドナルド・トランプ大統領≫
トランプ氏は、大統領復帰後わずか3週間で多数の大統領令に署名しており、一部には憲法違反の可能性があるとして差し止めを求める訴訟も相次いでいる。
番組が放送される数時間前にも、トランプ氏は連邦政府の規制機関に対するホワイトハウスの直接的な管理を拡大・強化する大統領令に署名したばかりだった。
トランプ陣営に対し2024年大統領選で最大の寄付を行ったマスク氏は、政府効率化省(DOGE)のトップに起用されている。
マスク氏は、トランプ氏の政策を実行する自身の役割について「技術者」だとユーモアを交えて説明。インタビューでは「テクニカルサポート」と書かれたTシャツを着用し、「DOGEチームの最大の任務の一つは、大統領令が確実に実行されることを確認することだ」と語った。
一方、トランプ氏は自身の政策が即時に実施されるべきだと強調し、その実現を支えているマスク氏を称賛した。
「大統領令に署名すれば終わりと思われがちだが、それだけでは終わらない。実際に実施されるとは限らない」と述べた。
さらに、連邦政府の官僚制度の中で政策の実行を妨げられることがないよう、マスク氏とDOGEチームが重要な役割を果たしていると指摘した。
■「マスク大統領」の声も
マスク氏はまた、まるで米国大統領のように振る舞っているとする自身への批判を一蹴。トランプ政権の閣僚は皆、選挙で選ばれたわけではないとした上で、自分の役割はトランプ氏の政策実現を円滑に進めることにあるとの考えを示した。
「大統領は国民に選ばれた代表であり、民意を反映している」とし、「もし官僚制度が民意に逆らい、大統領が国民の望む政策を実行するのを妨げているのであれば、それは官僚主義であり、もはや民主主義ではない」と述べた。
トランプ政権においてマスク氏が目立つ役割を果たしていることから、「ホワイトハウスを実際に仕切っているのはマスク氏ではないか」との見方も浮上している。
しかし、トランプ氏は2人の間に対立があるとの憶測を即座に否定。
また、メディアが2人の間にあつれきを生じさせようとしていることに国民は惑わされないと確信していると述べ、「国民は賢い」「理解している」と強調した。【翻訳編集AFPBBNews】
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