2025-02-19 22:49政治

維新兵庫県議、文書提供認める=死亡の県議関連、N党立花氏に

 日本維新の会は19日、同党の岸口実兵庫県議が政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首に斎藤元彦知事のパワハラ疑惑に絡む文書を渡したとされる問題について調査を行い、岸口氏が事実関係をおおむね認めたと発表した。「軽率だったと反省している」と述べているという。
 立花氏は、斎藤知事の疑惑を調べる県議会調査特別委員会(百条委員会)の委員だった竹内英明元県議をインターネット上で誹謗(ひぼう)中傷。竹内氏は今年1月に亡くなり、自殺とみられている。立花氏は、疑惑を巡る竹内氏の動きについて百条委副委員長の岸口氏から情報提供を受けたと主張していた。
 維新の岩谷良平幹事長によると、岸口氏と立花氏に聞き取り調査を実施。岸口氏は民間人とともに知事選期間中の昨年11月1日に立花氏と面会したことを認め、「自分が文書を手渡したと言われても反論のしようがない」と語ったという。
 処分に関しては兵庫維新の会に委ねる方針。岸口氏は県議会で記者団の取材に応じ、「一定のけじめが必要だ」と述べ、百条委メンバーの辞任を検討していると明らかにした。
 兵庫維新の会の増山誠県議も19日夜のユーチューブ番組で、非公開で行われた百条委の音声データを立花氏に渡したことを明かした上で、謝罪した。片山安孝前副知事を証人尋問した際の音声で、「知事選後に公開する取り決めだったが、県民に広く知った上で投票してほしかった」と釈明した。 
[時事通信社]

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