2025-02-18 12:28

偽保険証で賃貸仲介容疑=アリバイ会社に依頼、不動産業の男逮捕―警視庁

 偽の保険証で賃貸契約を仲介しようとしたとして、警視庁保安課は18日までに、私電磁的記録不正作出・同供用容疑で、不動産仲介業の田沢健太容疑者(38)=東京都板橋区板橋=を逮捕し、偽造身分証あっせんグループ幹部の荒田直人容疑者(33)ら男2人を再逮捕した。田沢、荒田両容疑者は容疑を認め、1人は容疑を否認しているという。
 同課によると、荒田容疑者らは賃貸契約の入居審査を通りやすくする「アリバイ会社」をうたって顧客を募集。大手企業の社員証や保険証などを偽造していた。
 田沢容疑者はホストクラブやキャバクラの従業員らに部屋を紹介しており、「入居審査を通りやすくするため、7年間で500回ほど偽造保険証の発行などを荒田(容疑者)に依頼していた」と供述している。 
 逮捕容疑は昨年6月、実在しないソフト開発会社社員を装った偽の保険証をマンションの管理会社に提出するなどし、20代女性の賃貸契約を仲介しようとした疑い。
 管理会社がスキャナーで取り込んだ保険証の画像を不審に思い、審査で落としたため契約には至らなかった。
 荒田容疑者の銀行口座の入金記録などから、田沢容疑者が偽造身分証の発行を依頼していたことが発覚した。
[時事通信社]

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