中韓に対する感情改善=中東は過去最悪―内閣府調査
内閣府は14日、「外交に関する世論調査」の結果を公表した。中国に「親しみを感じる」(「どちらかというと」を含む、以下同)と答えた人は、2023年の前回調査と比べて2.0ポイント増の14.7%、韓国は同3.5ポイント増の56.3%でともに改善した。イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの攻撃を背景に、中東への感情は過去最悪となった。
20年に調査方法を変更したため単純比較できないものの、対中感情の改善は5年ぶり。外務省の担当者は「インバウンド(訪日客)の増加で相互理解が広がっているのではないか」との見解を示した。
対韓感情は近年の改善傾向が継続。特に若い世代で顕著となっており、10~20代の親近感は72.6%に上った。
日本との関係について「良好だ」「まあ良好だ」の合計も、中国は8.8%(前年比3.2ポイント増)、韓国は51.2%(同5.1ポイント増)といずれも上昇した。
一方、中東に「親しみを感じない」との回答は、隔年調査の22年と比べて12.9ポイント増の82.8%で、1998年に質問を設けて以来最も高かった。ウクライナ侵攻を続けるロシアに対しても、94.3%が「親しみを感じない」と答えた。
国連改革を巡り、日本が安全保障理事会の常任理事国に加わることへの賛否は、賛成89.3%、反対8.5%だった。
調査は24年10月17日~11月24日、全国の18歳以上の3000人を対象に郵送で実施。有効回収率は57.8%。
[時事通信社]
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