姫路城入城に二重価格=「市民以外」2.5倍に値上げ―兵庫県姫路市

兵庫県姫路市は14日、世界遺産・姫路城の入城料について、「市民」と「市民以外」に分け、市民以外のみ2500円に値上げすると発表した。2026年3月からの導入を目指す。市民(18歳以上)は現行の1000円に据え置き、観光客など市民以外が市民の2.5倍となる「二重価格」とする。値上げ分は城の維持管理などに充てる。
市は入城料などを定めた条例の改正案を今月17日、市議会に提出する。清元秀泰市長は14日の記者会見で「世界遺産を守り、観光客の安全にも寄与するためだ」と述べ、理解を求めた。
姫路城は、江戸時代以前に建てられ今も天守が残る12の城の一つ。23年度に訪れた人は約148万人で、うち外国人は過去最多の約45万人だった。市によると、2500円の入城料が実現すれば、この12城の中で最も高くなる。
料金改定による増収額は年間約10億円の見通し。市は増収分を活用し、オンラインで購入するデジタルチケットや手荷物預かり、外国人向けガイドといったサービスの導入も検討している。
姫路城の入城料を巡っては、清元市長が24年6月、外国人観光客を対象に値上げする二重価格案を示し、波紋を呼んだ。検討の結果、市民は納税や清掃などで城の保全に貢献していることから、市民と市民以外で線引きすることにした。現在300円の小中高校生は無料にする。5000円の年間パスも新たに導入する。
[時事通信社]

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