2025-02-09 19:30スポーツ

首位攻防戦は両者譲らず=埼玉、残り5分で同点トライ―ラグビー・リーグワン

 後半35分。5点を追う埼玉はゴール前中央のスクラムを起点に攻め、ロングパスを受けたWTB竹山が右大外ぎりぎりに飛び込んでボールを押さえた。同点に追い付き、ノーサイド。主将のフッカー坂手は「すごくタフなゲームだった。あそこでトライを取ることができたのは自信になる」。熱戦に観客は大きな拍手を送った。
 昨季のプレーオフ決勝で戦った両チームによる首位攻防戦。前半は今季無敗の埼玉が16―7とリードしたが、BL東京は風下に立たされた後半にボールを展開して3トライ。終盤のWTBナイカブラのトライで試合をひっくり返したものの、最後に昨季の決勝で苦杯をなめた埼玉が意地を見せた。
 両チームは3月の第12節に対戦を残し、プレーオフでもぶつかる可能性がある。BL東京の主将でナンバー8のリーチは「次やるときは違った展開になる。シーズンは長い。一試合一試合成長していくことが大事」。早くも再戦を見据えていた。
[時事通信社]

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