栗原、みなぎる熱気=テーマは「脚を動かす」―プロ野球・ソフトバンク

寒波で冷え込む宮崎のグラウンドに、ソフトバンクの栗原の声がひときわ響く。同じ三塁でノックを受ける若手や、球を出すコーチも負けじと声を張り、スタンドにも熱気が伝わる。
栗原が定めたキャンプのテーマは「脚を動かす」。全体練習後の特守を毎クール予定しており、「打撃も守備も、基本は下半身」と妥協はしない。思い描く打率3割、30本塁打に向けても「やるべきことは全てやりたい」と、精力的に動き回る。
昨季は大きなけがもなく、3年ぶりに140試合に出場。自身初のベストナインとゴールデングラブ賞に輝き、日本代表としてプレミア12で活躍するなど、実りのあるシーズンだった。
この日はキャンプの視察に訪れた侍ジャパンの井端監督と再会した。来年のワールド・ベースボール・クラシックに向けた選手の見極めも進める井端氏は「初球から振っていけるのが彼の良さ」と評価。ただ、選考は今季の成績がベースになる。栗原は「1年間、チームのために一生懸命やる」。リーグ連覇、日本一の先に、再び世界の舞台が待つ。(宮崎)
[時事通信社]

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