水原被告「心から申し訳ない」=疲れにじませメディアに無言
「禁錮57月に処する」。判事の宣告を、濃いグレーのスーツに身を包んだ水原一平被告は着座のまま、真っすぐ正面を見詰めて受け止めた。昨年6月の前回出廷時に比べると髪は少し伸びた様子で、顔には疲れが色濃くにじんでいた。
日米を仰天させた水原被告による違法賭博疑惑の発覚から10カ月超。この日の審理は約1時間40分に及んだ。
量刑言い渡しの前に発言の機会が与えられると、メモを片手に証言台に移動。「大谷氏に心から申し訳なく思う。自らがしたことを正当化はしない。結果を受け入れる覚悟はできている」と硬い表情のまま英語で謝罪した。
検察側は「被告は大谷氏がエンゼルスで得たお金のほぼ半分を盗んだ。大谷氏をだました」と厳しく責め立て、自身の働きに見合った収入を得られなかったと「大谷氏に不満を言っている」と批判したが、身じろぎせず淡々と聞いていた。
スーパースターの大谷選手が被害者となった事件だけに米国内での関心も高く、約100席の法廷は傍聴人らでほぼ埋まった。ただ、水原被告は押し寄せた日米メディアに囲まれたものの、一切対応することはなかった。帰る際には転倒するカメラマンも出るなど騒然とした状況の中、誰にも視線を合わせることなく、無言で車に乗り込んだ。
[時事通信社]
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