アルゼンチンもWHO脱退へ=コロナ対応批判、米に続く
【サンパウロ時事】アルゼンチン大統領府は5日の声明で、ミレイ大統領が世界保健機関(WHO)からの脱退を決めたと発表した。新型コロナウイルス禍を巡るWHOの対応を批判しており、加盟の価値を見いだせないと判断した。WHO脱退を命じたトランプ米政権に続く動きで、世界全体の国際機関を通じた協調体制が揺らいでいる。
脱退の時期など詳細は明らかにしていないが、地元メディアによると脱退には少なくとも1年かかる見通し。声明はコロナ禍でWHOが「科学的な根拠なしに終わりの見えない隔離を推進した」と指摘。世界的に甚大な経済的被害をもたらしたと分析した。
アルゼンチンではコロナ禍で13万人が命を落とした。多数の労働者が収入を失い、中小企業の経営が行き詰まった。経済は現在、高インフレに見舞われるなど「後遺症」に悩まされている。声明はWHOの対応策が機能しなかったのは、一部の国から「政治的影響」を受けたためとも結論づけた。
トランプ米大統領は1月20日の2期目就任後、WHO脱退の大統領令に署名。就任式に出席し、トランプ氏と良好な関係を築くミレイ氏も追随した形だ。
[時事通信社]
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