中国で拘束の作家解放へ努力=豪、死刑判決1年で声明
【シドニー時事】中国で拘束されているオーストラリア国籍の作家、楊恒均氏がスパイ罪で執行猶予付き死刑判決を受けてから5日で1年となった。ウォン豪外相は声明を発表し、「楊氏が家族と再会できることを望む。政府は擁護し続ける」として、解放に向け努力していく考えを示した。
楊氏は2019年に中国南部・広州の空港で身柄を拘束され、非公開の裁判で24年2月に判決を言い渡された。腎臓疾患を抱えているため、家族は医療仮釈放を求めている。
ウォン氏は「われわれは判決に依然がくぜんとしていると中国側に明確に伝えている。楊氏の健康状態を深刻に懸念しており、適切な処置が受けられるよう促していく」と強調した。
[時事通信社]
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