田中将、充実の第1クール=名伯楽と進む再起の道―プロ野球・巨人

一球一球、ゆったりとした動きで時間をかけて投げ込む。第1クール最終日。巨人の田中将がブルペンに入り、捕手をベースの前に座らせて46球。新天地で再起を目指し、フォームを全面的に見直している。
キャンプ初日から多彩な練習を試した。マウンドの傾斜を逆向きに使ってネットスロー、ボールを右手で2個握って投球。本来の体重移動や軸足の使い方などを取り戻すためで、「いろんな手応えを感じている。体の使い方を勉強している感じで」と充実感をにじませる。
傍らで指導するのは、不振だった菅野(現米大リーグ、オリオールズ)を昨季の復活に導いた久保巡回投手コーチ。「ボールを前でたたく(ように投げる)。体の回転軸が右側に寄ろうとしているので、それを立て直して縦に。そうすると昔のような形に戻っていく」。理想は、無傷の24勝を記録した楽天時代の2013年のフォームだ。
近年にない練習量で疲労も感じているが、田中将の表情は明るい。「大丈夫だからこそやることができている。想定より早くいろんなことが進んでいると思う」。名伯楽と二人三脚で前へ進む。(宮崎)
[時事通信社]
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