イスラエル軍、ヨルダン川西岸の作戦で50人殺害
【ジェニン(パレスチナ自治区)AFP=時事】イスラエル軍は2日、占領下のパレスチナ自治区ヨルダン川西岸での2週間以上にわたる作戦で、武装勢力のメンバー少なくとも50人を殺害したと発表した。≪写真は、ヨルダン川西岸のジェニン難民キャンプで、イスラエル軍の襲撃中に立ち上る煙≫
軍はまた、「テロを阻止する作戦の一環として、(西岸北部の)ジェニンで最近いくつかの建物を破壊した」とし、それらは「テロリストのインフラとして使用されていた」と説明した。
軍はその後、この作戦で23棟の建物を破壊したと明らかにした。
パレスチナ解放機構(PLO)の公式通信社パレスチナ通信(WAFA)も、イスラエル軍がジェニン難民キャンプの東部で「約20棟の建物を同時に爆破した」と報じた。「爆発音はジェニン市全体と隣接する町の一部で聞こえた」としている。
AFPの記者は、爆発後に周囲一帯に濃い煙の柱が立ち上ったと伝えた。
イスラエル軍は長らく過激派の温床となっていたジェニンからパレスチナ武装勢力を一掃することを目的に、1月21日に西岸で大規模な攻撃を開始した。
軍は、「鉄の壁」と名付けられたこの作戦で「テロリスト35人以上を排除し、指名手配犯100人以上を拘束した」としている。
また、軍の報道官はAFPに対し、1月14日に開始した別の作戦で「テロリスト15人以上を空爆により排除した」と述べた。
一方、パレスチナ保健省は、西岸で2日、イスラエル軍が別々の事件で73歳と27歳の男性2人を射殺したと発表した。
2023年10月にガザでイスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘が始まって以来、西岸全域でも戦闘が激化している。
パレスチナ保健省によると、戦闘開始以来、西岸ではイスラエル軍や入植者によって少なくとも883人のパレスチナ人が殺害された。
イスラエルの公式統計によれば、同期間に少なくとも30人のイスラエル人が、パレスチナ側の攻撃により、あるいはイスラエル軍の攻撃中に死亡している。【翻訳編集AFPBBNews】
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