東京株、1000円超安=トランプ関税に警戒、円は下落

3日の東京株式市場は、トランプ関税に対する投資家の警戒感が強まり大幅安となった。日経平均株価は一時、前週末比1100円超まで下落幅を拡大。終値は1052円40銭安の3万8520円09銭と今年最大の下げとなった。
トランプ米大統領がカナダ、メキシコ、中国への関税発動を決定し、4日に発効する見込みとなったことで、東京市場では企業業績への懸念が台頭。メキシコなどに生産拠点があるトヨタ自動車、ホンダといった自動車関連の銘柄を中心に全面安の展開となった。
市場ではトランプ氏が関税政策で柔軟な姿勢を取ると楽観していた向きもあり、「すぐに導入するとは想定していなかった」(中堅証券)と動揺の声が広がった。ただ、「さらに関税政策を拡大させるとは思わない」(銀行系証券)との見方もあり、下値近辺では買い戻しも見られた。
一方、東京外国為替市場では円相場が1ドル=155円台後半に下落。米国の高関税がインフレを招き、米金利が上昇するとの見方から円売り・ドル買いが優勢だった。午後5時現在は155円62~63銭と前週末比97銭の円安・ドル高。
[時事通信社]
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