本命不在の会長選=渡辺守成氏、支持拡大が焦点―IOC

【ローザンヌ(スイス)時事】国際オリンピック委員会(IOC)の会長選を3月に控え、7人の候補者が1月30日、スイスのローザンヌでIOC委員にプレゼンテーションを行った。日本人で初めて立候補した国際体操連盟会長の渡辺守成氏(65)は、世界五大陸の5都市で同時期に夏季大会を行う「五大陸五輪」構想や、IOCを将来的に「世界スポーツ機関」に改称して活動の幅を広げる改革案を提示。今後はこうした斬新な内容がどれだけ支持を集められるかに焦点が移る。
トーマス・バッハ現会長が初当選した2013年とは違い、本命不在と目される今回の会長選。ある委員は情勢について「横一線ではないと思うが、分からない」と話した。
AFP通信は、世界陸連会長のセバスチャン・コー氏(英国)や競泳女子金メダリストのカースティ・コベントリー氏(ジンバブエ)、父もIOC会長を務めたフアン・アントニオ・サマランチ・ジュニア氏(スペイン)の発言を詳しく伝えた。渡辺氏については、五大陸五輪案に短く触れただけだった。
コベントリー氏がバッハ会長の支持を受けているとの見方もある。アフリカ票の切り崩しを狙ってか、国際自転車連合会長のダビド・ラパルティアン氏(フランス)は初のアフリカでの五輪開催に言及した。今後そろってスピーチをする機会はなく、支持獲得を目指して水面下でせめぎ合いが激しくなりそうだ。
[時事通信社]
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