前国防相証言、尹氏自ら審問も=「非常戒厳を進言」―弾劾審判第4回弁論・韓国憲法裁
【ソウル時事】韓国の憲法裁判所で23日、尹錫悦大統領の弾劾審判の第4回弁論が開かれ、金龍顕前国防相が証人として出廷した。金氏は「非常戒厳」宣言を尹氏に進言したと認め、布告令を自ら作成したと証言。尹氏本人も出席し、自ら金氏に審問する場面もあった。
布告令は国会の活動や一切の政治活動を禁止し、言論を統制すると定めていた。尹氏は、宣言直前の昨年12月1日か2日に金氏が案を持ってきたが、実行するつもりはない象徴的なものなので「そのまま(の内容)にしておこう」と話したと説明。金氏も「大統領がいつもより細かく確認していないと感じた」と語った。
また、金氏は、戒厳宣言後に、国会に代わる「非常立法機構」を設置するための予算確保を指示したメモが崔相穆経済副首相兼企画財政相に渡されたと伝えられていることに関し、自ら作成したと述べた。
尹氏は、国会に軍を送ったことについて「少数の兵力の移動を指示した。合法的だから軍人らが従った」と主張。当初から戒厳の早期解除を念頭に置いていたと正当性を訴えた。
23日に発表された世論調査「全国指標調査」によると、尹氏の弾劾に賛成する回答は前週比2ポイント減の57%。反対する回答は同2ポイント増の38%だった。他の調査でも、弾劾に賛成する世論は減少傾向にある。
一方、弾劾訴追を主導した最大野党「共に民主党」の李在明代表の公選法違反事件の控訴審もソウル高裁で23日に始まった。聯合ニュースによると、3月末にも判決が出るとみられている。
[時事通信社]
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