2024-12-14 18:37スポーツ

今季初の500で圧巻=高木、「次につながる」V―全日本スピードスケート

 一つ前の組では吉田雪が37秒台の好タイムをマーク。会場が沸く中、高木は「無心で自分がやりたいことに集中していた」という。今季初めて出場した女子500メートルで、オールラウンダーが地力を示した。
 最初の100メートルを「まずまず」の10秒58で入り、終盤まで勢いが続いた。好調な若手を抑えての優勝に、「気持ちの面でしっかりトライできた。次につながる自信というか、糧になる」。珍しくガッツポーズも見せた。
 今は1000メートルと1500メートルが主戦場。そのためスピードを強化したければ500メートル、終盤でのペース維持が課題だと感じれば3000メートルでも試合に臨む。実戦でなければ得られない学びがある。
 レース後は再び氷上に戻り、種類の異なるブレード(刃)を試す姿があった。「まだまだ試行錯誤の日々ではあるが、力強い滑りができるようにしていきたい」。五輪プレシーズンでは着々と前に進んでいる。
[時事通信社]

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