トンガ首相が辞任=不信任案直前、王室と確執か
【シドニー時事】南太平洋の島国トンガのフアカバメイリク首相(54)が9日、辞任した。野党が同日提出予定だった首相不信任案が可決される可能性が高まり、提出直前に議会で演説して「直ちに辞任する」と表明。王室との確執も退陣の一因とみられる。議会(一院制、定数26)は今月下旬にも新首相を選出する。
フアカバメイリク氏は2021年12月に首相に就任。22年1月に起きた火山噴火の被災地復興に尽力したほか、気候変動対策を進めた。今年2月、ツポウ6世国王から国防相兼務を解くよう求められた後、王室との間に溝ができたとされ、議会で「この国には隷属が残っている」と述べた。
野党側は不信任案で、今年8月の地域機構「太平洋諸島フォーラム(PIF)」首脳会議の国内開催に伴う財政悪化や金権腐敗疑惑を批判。議会には、王室に近い貴族枠が9議席あり、貴族が一致して不信任案に賛成すれば可決される公算が大きくなっていた。
[時事通信社]
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