2024-12-08 07:04国際

トランプ氏、ゼレンスキー氏らと会談=ロシア侵攻巡り仏大統領提案―パリ

 【パリ時事】トランプ次期米大統領とウクライナのゼレンスキー大統領は7日、訪問先のフランス・パリでマクロン大統領の提案により3者会談を行った。ロシアのウクライナ侵攻を巡って協議。詳細は不明だが「有意義で生産的」(ゼレンスキー氏)な話し合いになったという。
 11月の米大統領選後、トランプ氏とゼレンスキー氏は電話で話したことはあったが、対面での会談は初めて。2人は2019年の火災で被害を受けたパリのノートルダム大聖堂での再開式典に招かれ、訪仏した。
 会談後、ゼレンスキー氏はSNSへの投稿で「(ウクライナ)国民や現地の状況、公正な平和」について議論したと説明。「引き続き協力し、連絡を取り合っていく」ことで合意したと明かした上で、「皆、戦争が公正な形で早く終わることを望んでいる。平和は力によって可能となる」と訴えた。
 紛争の早期終結を掲げるトランプ氏はウクライナ支援に消極的とされる。米国の後ろ盾が弱まれば、ロシアに有利な形で幕引きが図られかねず、マクロン氏はウクライナへの関与継続をトランプ氏に促す狙いで会談を設けたとみられる。
 トランプ氏は大統領選後、初の外遊。3者会談に先立ち、マクロン氏と2者会談も行った。 
[時事通信社]

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