韓国大統領弾劾案可決の公算大=7日採決、与党代表は賛意―尹氏、主要政治家の逮捕「画策」も
【ソウル時事】韓国の保守系与党「国民の力」の韓東勲代表は6日、「国と国民を守るため尹錫悦大統領の早急な職務執行停止が必要だ」と述べ、弾劾訴追案に賛成する意向を示した。与党は緊急の議員総会を開き改めて対応を協議。弾劾訴追案に反対する方針は変えていないが、造反の動きは抑え込めておらず、国会で7日に採決される見通しの同案が可決される公算が大きくなった。
韓氏は党の幹部会議で、尹氏が「非常戒厳」を宣言した3日に主要な政治家を「逮捕、収監しようとしていた」と説明。「尹氏が職務を継続する場合には今回の非常戒厳のような極端な行動が再現される恐れが大きい」と指摘した。
与党によると、韓氏は幹部会議後の議員総会の場で、尹氏と非公開で会談したことを明らかにし、「私の判断を覆すだけの説明はなかった」と語った。ただ、報道担当者は、与党の弾劾訴追案反対方針は「既に決まったことだ」と説明した。
与党の趙慶泰議員ら2人は同案に賛成する考えを表明した。可決には国会の在籍議員300人のうち3分の2以上の賛成が必要で、提出した革新系最大政党「共に民主党」など野党6党や無所属の計192人に加え、与党議員8人が賛成すれば成立する。
韓氏に近い議員は20人ほどいるとみられ、賛成に回る可能性がある。4日に国会が戒厳令の解除を決議した際には、18人の与党議員が賛成していた。
[時事通信社]
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