愛子さま、23歳に=被災者の安心願う
天皇、皇后両陛下の長女愛子さまは1日、23歳の誕生日を迎えられた。学習院大を卒業し、4月に日本赤十字社に入社。皇族としての務めにも励み、忙しくも充実した日々を送っている。能登半島地震や大雨などの災害に深く心を痛め、犠牲者を悼み、被災者が安心して暮らせる日が一日も早く訪れることを心から願っているという。
宮内庁によると、日赤では常勤嘱託職員として、青少年・ボランティア課で勤務し、赤十字ボランティアに関する情報誌の編集やイベント運営などを担当。やりがいを感じながら、日々の業務に真摯(しんし)に取り組んでいる。
2月には初めて外国賓客との宮中昼食会に出席し、ケニア大統領夫妻と和やかなひとときを共にした。相手国への理解を深め、日本の魅力も発信できる意義深い時間と実感した様子だった。
10月には佐賀県で初の地方単独公務に臨んだ。国民スポーツ大会の競技を熱心に観戦し、伝統工芸品の和紙作りも体験。実り多い訪問となったことをうれしく思っている。多くの宮中祭祀(さいし)にも参列し、一つ一つを大切にしている。
上皇ご夫妻の卒寿(90歳)を祝い、長く健やかに過ごすことを願っている。三笠宮妃百合子さまが11月に亡くなり、「斂葬(れんそう)の儀」など一連の儀式に出席。心から哀悼の意を表した。
8月に飼い猫「みー」が死に、寂しく思っているが、皇居・御所では犬の「由莉(ゆり)」や猫の「セブン」など動物との触れ合いの時間を大切にしている。週末などに時間があれば、両陛下と皇居内を散策し、職員とバレーボールなどを楽しんでいる。
[時事通信社]
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