日本、「予行演習」で力=決勝の相手台湾に快勝―野球プレミア12
決勝の「予行演習」となった一戦で、日本は台湾に力の差を示した。まずは一回。1番村林が2ボールから内角低めへの速球を巧みにスイングすると、打球は左翼スタンド最前列へ。「積極的にいった結果が最高の形になった」。この回に4点を奪い、主導権を握った。
翌日の決戦に向けて救援を温存したい日本は、中5日で先発した早川を五回途中100球まで引っ張る。4―3と迫られ、なお無死満塁の場面で救援した2番手清水は投ゴロ併殺打と三振でピンチをしのぐ。その裏に清宮の2点三塁打で加点するなど、追い上げられてもリードは許さなかった。
この日のデーゲームでベネズエラが米国に敗れ、両チームの敗退が決定。ナイトゲームは、既に決勝進出を決めた日本と台湾による消化試合となった。台湾は先発投手を林※◆(※日の下に立、◆王ヘンに民)から、陳柏清に変更。一方の日本は、先発メンバーから小園、栗原、源田らを外した。
日本は1次リーグでも台湾に勝っている。お立ち台に上がった清宮は「この勢いのまま、あしたも圧倒したい」。決勝に向けた探り合いもあった試合で、相手に嫌なイメージを植え付けたはずだ。
[時事通信社]
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