維新、代表選実施の方向=12月想定、馬場氏に退陣論
日本維新の会は31日、常任役員会を大阪市の党本部で開いた。公示前勢力から5議席減の結果に終わった衆院選を踏まえ、代表選を早期に行う方向で手続きに入ることを決めた。11月6日にも正式決定し、12月1日にも実施する段取りを想定。党内には馬場伸幸代表の退陣論が出ている。
常任役員会の終了後、馬場氏は記者団の取材に応じ、大阪の全19選挙区で勝利したことなどに触れ、「いいトレンドが生まれている。(結果が)全て悪いわけではない」と強調。続投への意欲をにじませた。
維新は衆院選で、大阪など拠点とする関西以外の小選挙区は苦戦し、東日本で全敗。比例代表の得票数も、前回2021年から約300万票減らし、公示前の43議席は38議席に後退した。
維新の規約は代表任期を国政選挙・統一地方選挙の90日後までと定める。代表選を実施するかどうかの議決は今回、臨時党大会に代えて電子投票を用いる方向だ。
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