女子高生殺害、男に懲役24年=「強固な殺意」―宇都宮地裁
栃木県上三川町の路上で昨年10月、レンタカー内から女子高校生=当時(15)=の遺体が見つかった事件で、殺人や死体遺棄などの罪に問われた無職安栖達也被告(29)の裁判員裁判の判決が18日、宇都宮地裁であり、滝岡俊文裁判長は懲役24年(求刑懲役28年)を言い渡した。
同被告は起訴内容を認めていた。判決で滝岡裁判長は、女子高生から激しい抵抗があったのに、首を執拗(しつよう)に絞め続けており「強固な殺意に基づく残忍な犯行だ」と非難。ただ、緻密な計画性は認められず、具体的な動機も確定することは困難だとした。
判決によると、安栖被告は昨年10月17日、東京都新宿区内の駐車場に止めた車内で女子高生に性的暴行を加えた後、首を絞めて殺害。同19日にかけて、栃木県上三川町まで遺体を運び車内に放置した。
[時事通信社]
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