石破内閣、10月1日発足=自民副総裁に菅前首相―財務・加藤氏、外務・岩屋氏
自民党の石破茂新総裁は30日、新たな党執行部を決定する。副総裁に無派閥の菅義偉前首相(75)を起用。閣僚人事では、加藤勝信元官房長官(68)を財務相に充て、岩屋毅元防衛相(67)を外相で調整している。臨時国会が召集される10月1日の首相指名を経て、同日中に石破内閣を発足させる方針だ。
党役員は、政調会長に旧岸田派の小野寺五典元防衛相(64)、国対委員長に旧森山派の坂本哲志農林水産相(73)を充てる。総務会長は麻生派の鈴木俊一財務相(71)を起用したい考え。既に森山裕総務会長(79)が幹事長、総裁選で3位だった無派閥の小泉進次郎元環境相(43)が選対委員長に内定している。
閣僚では、浅尾慶一郎参院議院運営委員長(60)を環境相に、三原じゅん子参院議員(60)をこども政策担当相に起用。福岡資麿参院政審会長(51)を厚生労働相、御法川信英国対委員長代理(60)を復興相、阿部俊子文部科学副大臣(65)を文科相で調整している。赤沢亮正財務副大臣(63)と、検討中の城内実(59)、平将明(57)両衆院議員を含めいずれも初入閣となる。
旧岸田派の林芳正官房長官(63)と公明党の斉藤鉄夫国土交通相(72)は続投させる。
政務の官房副長官に橘慶一郎衆院議員(63)、青木一彦参院議員(63)、事務の副長官に佐藤文俊元総務事務次官(67)も固まった。
[時事通信社]
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