2024-06-14 22:58スポーツ

奥川、復活への第一歩=涙の3季ぶり白星=プロ野球・ヤクルト

5回、三者凡退に抑え、ガッツポーズするヤクルト先発の奥川=14日、京セラドーム
5回、三者凡退に抑え、ガッツポーズするヤクルト先発の奥川=14日、京セラドーム

 多くのファン、そして誰よりも自分自身が待ち焦がれた舞台にやっと帰ってきた。ヤクルトの奥川が5回1失点に抑え、2021年10月8日以来の白星。「ファンの皆さんを長い時間、待たせてしまった。勝つことができてうれしい」。試合終了直後の笑顔とは一転、ヒーローインタビューでは大粒の涙を流した。
 1軍登板は一昨年の3月29日以来で「すごく緊張した」。序盤は球が高めに浮く場面もあったが、徐々に修正した。要所での変化球もさえ、失点はソロによる1点のみ。「内容だけ見たら全然いいとは言えないが、開き直っていくしかなかった」。打線の援護も受け、先発投手の役割を果たした。
 2年目の21年に9勝を挙げてリーグ優勝に貢献したが、その後は右肘など度重なるけがに泣かされた。それでも心が折れなかったのは、支えてくれた人に恩返しをしたいという強い思いがあったから。「そこ(マウンド)に立っているのが僕にとっては幸せ。投げている最中はつらかったけど楽しかった」。言葉に実感がこもった。
 昨季から背負う背番号「18」も、1軍の公式戦では初披露。「すごく大きな1勝になった。これからも勝ちに向け、一生懸命に腕を振り続けたい」。苦難を越えて手にした白星が、完全復活への道しるべになるはずだ。 
[時事通信社]

勝利投手となり、インタビューに答えるヤクルトの奥川=14日、京セラドーム
勝利投手となり、インタビューに答えるヤクルトの奥川=14日、京セラドーム

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