阪神の豊田、うれしい初安打=2年ぶり1軍昇格の27歳―プロ野球
鋭い打球が一、二塁間を破ると、敵地の左翼席を埋めた虎党から大歓声が起こった。7番左翼で今季初先発となった阪神の豊田が、プロ3年目で初安打。岡田監督の起用にバットで応えた。
二回の第1打席。追い込まれてからの変化球に対応して右前打を放った。0―0の四回には1死一塁で1ボールからの速球を迷いなく振り抜くと、左翼フェンス直撃の二塁打。この一打で好機を広げ、一挙4得点の猛攻につながった。
開幕は2軍で迎えたものの、「甘いボールを積極的に振る」ことを意識。打率3割2分9厘、20打点と文句なしの結果を残し、今月7日に2022年以来の1軍昇格をつかんだ。
神奈川・東海大相模高3年時には、現中日の小笠原らとともに夏の甲子園で全国制覇を果たした27歳。「(1軍に)来たことによってチームが勝てればいい。全力で頑張りたい」と豊田。大舞台を知る男が、2年ぶりの1軍で奮闘している。
[時事通信社]
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