2024-01-23 21:32国際

ハマスに2カ月戦闘休止提示か=イスラエル、ガザ南部ハンユニスを包囲―軍の戦死者、1日最多の24人

 【カイロ時事】米ネットメディア「アクシオス」は22日、イスラエルがパレスチナ自治区ガザで交戦中のイスラム組織ハマスに対し、人質全員の解放を実現するため最長2カ月間の戦闘休止を提案したと報じた。提案は戦闘終結には言及していないものの、昨年10月の衝突開始後、イスラエル側が提示した休止期間では最長となる。
 イスラエル当局者の話として伝えた。提案は戦闘休止と人質解放の交渉を仲介するカタールやエジプトを通じてハマス側に伝えられたという。アクシオスはこの提案を「従来のイスラエルの案より前向きだ」と指摘。米当局者は、この種の合意がガザ停戦実現への唯一の道だと評価した。
 米国家安全保障会議(NSC)のマクガーク中東・北アフリカ担当調整官は21日からエジプトを訪問中。首都カイロでは近く、人質解放などの交渉が再開されると報じられている。
 交渉進展への動きが活発化する一方で、イスラエルはガザ南部にハマス幹部が潜んでいるとみて、攻撃の手を緩めていない。イスラエル軍は23日、「過去1日で、(南部最大都市)ハンユニスを包囲し、大規模な作戦を行った」と発表。ロイター通信は、同地域で22日、イスラエル軍が病院を急襲し、医療従事者を拘束したと報じた。
 米NSCのカービー戦略広報調整官は22日、イスラエルに対し、「国際法に沿って、病院内の民間人や医療従事者を可能な限り保護してほしい」と要求した。
 一方、報道によると、イスラエル軍は23日、過去24時間で兵士24人が戦死したと発表した。昨年10月末に開始したガザでの地上作戦で1日に死亡した人数としては最多。地上作戦でのイスラエル兵の死者は計219人となった。
 軍報道官によれば、ガザ中部では一度に兵士21人が戦死。兵士らは22日、イスラエルとの境界から約600メートルの地域で、爆発物で建物を破壊する作戦を行っていた。その際、ハマス戦闘員が戦車に携帯式ロケット砲(RPG)を撃ち込み、同時に建物2棟が爆発し倒壊。建物内部や近くにいた兵士が巻き込まれたという。 
[時事通信社]

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