2023-12-08 07:19スポーツ

オフの恒例行事、漂う停滞感=「秘密主義」の大谷側に批判も―米大リーグ

米大リーグのウインターミーティングで記者会見するドジャースのロバーツ監督=5日、米ナッシュビル
米大リーグのウインターミーティングで記者会見するドジャースのロバーツ監督=5日、米ナッシュビル

 【ナッシュビル(米テネシー州)時事】米大リーグのウインターミーティングは7日、テネシー州ナッシュビルで幕を閉じた。球団首脳や選手の代理人が集まり、オフの移籍市場で重要な場となる恒例行事だが、目立った動きが少ないまま終了。会場のホテルには停滞感が漂った。
 今年のフリーエージェント(FA)で最大の目玉、大谷翔平選手の動向が移籍市場全体に影響を及ぼしている。期間中に新たな契約先は決まらず、メッツで編成責任者を務めるスターンズ氏は「市場のトップにいる選手に動きがないことが、契約が増えない要因の一つ」。オリオールズのエライアス・ゼネラルマネジャーは「資金のある球団は今、ほとんどが彼に目を向けている。それが物事を行き詰まらせている」と分析した。
 大谷側は関係者やメディアが本拠地を離れるウインターミーティングの時期を狙い、最終候補の複数球団と面談。交渉先には詳細を外に漏らさないよう要請したとされる。ただ一人、ドジャースのロバーツ監督は5日の会見で、大谷本人と数日前に会ったと説明。「いずれは明らかになること。私はうそをつくようなことはしない」ときっぱりと口にした。
 しびれを切らした米メディアが「彼が高年俸を得る理由の一つはファンの関心にある。彼はNBAのレブロン・ジェームズ、NFLのパトリック・マホームズのような存在だが、競技面以外では野球界の盛り上げに貢献しようとしない」(ニューヨーク・ポスト)と報じるなど、動向を明らかにしない大谷側の「秘密主義」に批判の声も出始めた。ウインターミーティングでも話題の中心となった「二刀流」の大スター。総額5億ドル(約720億円)超とも予想される記録的な契約成立を前に、周囲はますます過熱している。
[時事通信社]

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