2023-12-07 16:53国際

プーチン氏逮捕状「生涯有効」=ICCの赤根裁判官

 【ニューヨーク時事】ウクライナに侵攻するロシアのプーチン大統領に対し今年3月、戦争犯罪の疑いで逮捕状を出した国際刑事裁判所(ICC)の赤根智子裁判官は6日、「逮捕状は(容疑者が)生きている間はずっと有効だ」と語った。ロシアはICC非加盟でプーチン氏の身柄拘束は難しい状態が続くが、逮捕状発付の意義を強調した。
 ニューヨークの国連本部で記者団の取材に応じた赤根氏によれば、ICCの検察官から2月に逮捕状を出すよう請求を受けた。1カ月弱をかけて「容疑内容とその裏付けとなる証拠、逮捕の必要性」を検討。その結果、3月17日に逮捕状を発付した。
 報復措置としてロシア当局から7月に指名手配されたが「(逮捕状を)出す時から予想はしていた」といい、「裁判官は何があっても中立な立場で、職務を全うするだけだ」と力を込めた。
 ICCは、イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘についても捜査を開始した。赤根氏は捜査に関して回答を避けたが、「ICCとして着実に実績を積み重ね、信頼される世界の裁判所になるべき時だ」と述べた。
 2002年に発足したICCは、ジェノサイド(集団殺害)、人道に対する罪、戦争犯罪、侵略の罪を犯した個人を訴追・処罰する常設の国際法廷。赤根氏は日本人3人目のICC裁判官として18年に就任した。任期は9年。 
[時事通信社]

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