2023-12-06 19:57国際

イスラエル軍「最も苛烈な攻撃」=衝突2カ月前に、ガザ南部で攻勢拡大―子供の死者7000人

 【エルサレム時事】イスラム組織ハマスの壊滅を目指すイスラエル軍は5日、パレスチナ自治区ガザ南部の主要都市ハンユニスへの攻勢を強めた。ハマスとイスラエルの衝突発生から2カ月となる7日を前に、航空戦力の支援を受けたイスラエル地上部隊はハンユニスを包囲し、中心部に到達。「地上作戦開始以降、最も(攻撃が)苛烈な日」(軍将校)となった。病院には多数の死傷者が運び込まれている。
 イスラエル軍は6日、前日の作戦でガザの標的約250カ所に空爆を加えたと発表した。また、ガザ北部の医療施設と学校の近くで、これまでで最大規模の武器保管庫を発見したとしている。
 米政府は5日、改めてイスラエルに民間人保護を要求した。ただ、ガザ市民220万人の8割が家を追われる中、イスラエルは大勢の避難先である南部でも攻撃の手を緩めていない。
 ロイター通信によれば、ハマスの軍事部門はハンユニス各地でイスラエルと交戦したと発表。24両のイスラエル軍車両を破壊した上、8人の兵士を殺害または負傷させたとアピールした。同市では避難所の学校が攻撃され、地元最大の病院には負傷者を乗せた救急車が殺到した。
 また、ガザ保健当局によると、イスラエルはハンユニス北方のデイルバラで住宅を爆撃。病院関係者はこの攻撃で45人が死亡したと主張した。ガザ当局の5日の集計では、衝突開始後これまでに1万6248人が死亡、うち子供が7112人を占める。
 中東の衛星テレビ局アルジャジーラによると、国連機関はガザ南部の町ラファへの避難者が数日以内に100万人に達すると見込まれると発表。支援物資が不十分だと警告した。ロイターによれば、避難民を支援するNGO、ノルウェー難民評議会の代表者は、イスラエルの行為は「自衛権行使を逸脱している」と批判した。 
[時事通信社]

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