2023-12-04 14:13TOPICS

反攻半年、戦況こう着=「数カ月動かず」の見方―ウクライナ

ウクライナ北東部ハリコフ州クピャンスクの軍指揮所を訪れたゼレンスキー大統領(左から2人目)=11月30日(大統領府提供)(AFP時事)
ウクライナ北東部ハリコフ州クピャンスクの軍指揮所を訪れたゼレンスキー大統領(左から2人目)=11月30日(大統領府提供)(AFP時事)

 ロシアの侵攻を受けるウクライナが反転攻勢を開始してから4日で半年が経過した。ロシア軍の強固な防衛線を前に反攻は期待通りに進まず、戦況はこう着状態に陥っている。冬が到来する中、数カ月は前線は停滞するという見方も出ている。
 反転攻勢の開始は準備の遅れから当初予定より遅れ、ロシア軍に地雷原をはじめ強固な防衛線を築く時間的猶予を与えた。この半年間でウクライナは一部でわずかに前進したものの、ウクライナの南部と東部に展開するロシア軍の分断という目標の実現には至っていない。
 英誌エコノミスト(電子版)は11月、ウクライナのザルジニー総司令官のインタビュー記事を配信。ザルジニー氏はこの中で、ロシアとウクライナの軍事技術の水準が拮抗(きっこう)し、「こう着状態にある」と認めた。
 CNNテレビによると、過去数週間、ウクライナ軍の前進が滞っているほか、西側情報当局は今後数カ月は前線が大きく動く可能性は低いと予測している。反攻が進展しない要因の一つには、地上作戦を支援する空軍力の不足がある。
 侵攻の長期化を受け、米国をはじめ西側諸国ではウクライナに対する「支援疲れ」が目立ってきた。ウクライナはまた、イスラエル軍とイスラム組織ハマスの衝突後、国際社会の関心が中東情勢に移り、支援に影響を及ぼす可能性があると危機感を深めている。ゼレンスキー大統領は3日のビデオ演説で、「ウクライナの運命の戦いは続いている」と強調し、支援継続を強く訴えた。 

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